陽は落ちて、うす曇りの空を地平線の向こうから照らす、夕方とも夜ともつかないあいまいな時間。
見渡す限り続く大地の中で、リズムを刻むように佇む大木が車窓から見えた。
これは撮っておかなきゃいけないでしょうと、車を路肩に寄せてしばしの撮影タイム。
気温は10度以下だけど、いよいよ旅の終盤。寒さを忘れてシャッターを切る。
女満別空港に着いて最後のフライトを待っているあいだ、壁に張られたオホーツクエリア各都市の観光案内ポスターを見てみると、その中の1枚、空港がある大空町の観光案内ポスターは、この木をメインにしたものでした。
そりゃ、そうだよ。あの景色は画になるもんね、と笑いながら羽田行きの便に乗り込む。
調べたところ、メルヘンの丘という場所のようです。
静岡発、新千歳&女満別経由、羽田行き。
片道5,000マイルの旅はこれでおしまい。
今回もとってもいい旅でした。