LEICA M(Typ262) + Leitz Elmar 3.5cm F3.5(1948)
Ginza , Tokyo – 2017/03/08

ここ数ヶ月、中古カメラ屋を覘いては「いいタマがあれば」程度で探していたElmar 3.5cm。
数年前は状態の良し悪しと予算でいくらでも選び放題だった気がするのですが、ここ一年くらいはだいぶタマが少なくなってきている印象で、店員さんに聞いてもタマが少なくなってきているとのこと。

僕の手元のタマは1948年製造でとっても状態がよくてきれいなもの。
戦後のモノでコーティングが施してあるとはいえ製造から69年経っているレンズの写りは、もちろんクラシック。

周辺(といっても中心部以外ほとんど)は流れて、像が激しく暴れる。
それでも柔らかい描写と独特なトーン、光源周りの滲みがとってもとってもとーっても美しい。

そもそも個体差が大きいクラシックレンズで、まだまだタマのクセもつかめていませんが、69歳の先輩から写真を撮る愉しみを教えてもらっています。

#1070 Tokyo

posted by kakimoton at 2017年3月13日