大学時代に夏休みの課題で訪れた、山本理顕さん設計の埼玉県立大学へ10数年ぶりの再訪。 プレキャストコンクリートの躯体、グリッドの組み合わせから構成される平面と、モジュール化した部材のコンビネーションで構成される立面。 アート志向の強い建築を理解できなかった僕の中でストンと腹落ちして、この建築を見てから設計が楽しくなった思い出のケンチク。 2棟の巨大なボックスをデッキがつなぎ、ボックスが浮遊するダイナミックで軽快な建築も、10数年の風雨でよく見るとところどころ傷んでました。
思い出のケンチクを時を経て訪れるのも楽しいものです。